関東周辺や東北などは酸味が強く、それに比べて関西や九州は甘みが好まれます。また東海地方や中国、四国地方はさらに強い甘みを好む傾向があるとのこと。寿司に限らず、地域によって味付けに差ができるのは大変興味深いですね。
※2011年(株)ミツカン調べ
水分を多く含む新米やコシヒカリなどのように粘り気のある米は、覚めると固まってしまって広げにくいので、巻寿司にはあまり適しません。ササニシキのようにあっさりしていながら適度に粘り気をもち、覚めても味の落ちないコメが最適です。
新米の場合は、古米を適度にブレンドするのがおすすめ。
酢の水分が加わることを計算して、ご飯はやや硬めに炊くのがポイントです。
合わせ酢の基本的な材料は、酢(米酢または穀物酢)、砂糖、塩、昆布。
調味料を分量どおり煮溶かした後、冷ましておくのがポイントです。
炊き立てのご飯に合わせ酢を合わせたら、うちわで一気に人肌程度に冷ましましょう。
そうすることで、米粒の表面に酢がコーティングされ、艶やかでおいしいすし飯になります。